【市川駅の歯医者】メンテナンスがインプラントの寿命を左右するって本当?
インプラント治療を検討するにあたり、「インプラントは一生使える?」「特別なケアが必要なの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
インプラント治療は、失った歯を補う治療のなかでも、高い機能性と自然な見た目が特徴です。
できるだけ天然の歯に近い状態を再現できるだけでなく、長く使用できる点からも注目を集めています。
けれども、インプラントを長く快適に使い続けるためには治療後のメンテナンスが必要です。
インプラントの寿命にはさまざまな要因が関係しますが、その中でもメンテナンスの状態は大きく影響する可能性があります。
今回は、インプラントを長く使い続けるために大切なメンテナンスについてお話しします。
垣田 竜太郎 院長
鶴見大学歯学部 卒業東京都の歯科医院 2医院勤務
東京都の歯科口腔外科にて非常勤勤務
KAKITA DENTAL CLINIC開院
BEST OF MISS 2022 千葉大会審査員
医院名:KAKITA DENTAL CLINIC/カキタデンタルクリニック
所在地: 〒272-0034
千葉県市川市市川2丁目1−4 Wakoukai Bldg.2F
Contents
メンテナンスはインプラントの寿命を左右する可能性が高い

インプラント治療では、歯根の代わりとなる「インプラント体」を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を取り付けます。
インプラントの一般的な寿命は、適切な治療とメンテナンスが行われている場合、10年〜15年とされていますが、20年以上問題なく使用されている例も少なくありません。
実際に、インプラント治療から20年以上経過した方へのアンケート調査では、約78%の方が「問題ない」と回答しています。
参考:厚生労働省 厚生労働省委託事業 歯科保健医療情報収集等事業「歯科インプラント治療のための Q&A」p3より >
参考:Jstage 日本口腔インプラント学会第31巻2号「20 年以上経過したインプラント患者のアンケート調査」図3より >
インプラントそのものや上部に取り付けた人工歯は人工的に作られたものであるため、むし歯になることはなく、耐久性の高い素材を使用することで、長く使うことができます。
けれども、実際にインプラントを支えているのはご自身の骨や歯ぐきです。
そのため、骨や歯ぐきの状態によって、インプラントの寿命や安定性が左右されることがあります。
具体的には、日常のセルフケアをしっかりとできていなかったり、歯科医院での定期的なメンテナンスを受けていなかったりすると、トラブルが起こるリスクが高まります。
反対に、適切なセルフケアと歯科医院でのメンテナンスを継続して行っていれば、インプラントを長期間安定して使用できる可能性は高くなるのです。
メンテナンスとインプラント周囲炎との関係

インプラントのメンテナンスが適切でなければ、さまざまなトラブルが起こる可能性があります。
なかでも、インプラント周囲炎には、特に注意が必要です。
インプラント周囲炎とは
インプラント治療後に注意が必要なトラブルの一つが、「インプラント周囲炎」です。
インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲の歯ぐきや骨に炎症が起こる病気です。
インプラント周囲炎になると、歯ぐきの腫れや出血など、歯周病に似た症状があらわれます。
インプラント周囲炎の発生や進行の原因も歯周病と同じで、歯垢(プラーク)や歯石などの汚れの蓄積が直接的な原因です。
インプラントを支えている歯ぐきや骨は天然の組織であるため、周囲に汚れがたまることで炎症が起こる可能性があります。
一度炎症が進行すると、自然に改善しにくくなり、炎症が段階的に広がる可能性があります。
また、インプラント周囲炎は初期の段階では自覚症状が少ない点も、歯周病と同様です。
「気づかないうちに進行してしまう」ケースが多く、歯ぐきの腫れや出血、違和感などの症状が出たときには、すでに炎症が進んでいることも少なくありません。
インプラント周囲炎と歯周病の違い
インプラント周囲炎と歯周病はよく似ていますが、異なる点もあります。
インプラントは天然の歯に近い見た目や機能を持っていますが、構造には違いがあります。
天然歯は歯根膜と呼ばれるクッションのような組織によって、歯根と顎の骨がつながっていますが、インプラントの周囲には歯根膜がありません。
インプラント体は、直接骨と結合しているため、強い力が加わった場合の衝撃の受け方や、炎症が起きたときの進行のスピードが天然の歯とは異なります。
また、歯根膜がないことで天然の歯よりも、細菌に対する防御力が弱いともいわれています。
このような構造の違いから、インプラント周囲炎は歯周病よりも進行のスピードが速いことが多く、インプラントを長く安定して使用するためには、天然の歯以上にお口を清潔な状態に保つことが大切です。
インプラント周囲炎が重症化するとどうなる?
インプラント周囲炎が進行すると、インプラントを支えている顎の骨が溶けてしまうことがあります。
骨が溶けるとインプラントを支えることが難しくなり、最終的にはインプラントが抜け落ちてしまう可能性があるのです。
せっかく時間と費用をかけて埋め込んだインプラントを長く維持するためにも、インプラント周囲炎が起きないように、また、万が一起きてしまった場合でも初期の段階で食い止める必要があります。
そこで重要なのが、メンテナンスです。
インプラント周囲炎は注意が必要な病気ですが、適切なメンテナンスを継続することで予防につながります。
インプラントのメンテナンスって何をするの?

「メンテナンス」と聞くと、特別に難しいことをしなければならないのではと不安に感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
インプラントのメンテナンスは特別なものではなく、天然の歯のメンテナンスと同じような内容です。
メンテナンスの頻度は個人差があり、インプラント周囲炎を発症するリスクが高い方には、短い間隔で定期検診に来ていただくこともあります。
一般的に、インプラント治療後のメンテナンスでは、次のようなことを行います。
インプラント周囲の確認
インプラントがぐらぐらしていないか、人工歯に欠けや破損が起きていないかをチェックします。
また、インプラントの周囲に腫れや出血がないか、炎症が起きていないかなどをチェックします。
顎の骨の状態の確認
インプラントを支えている骨の状態を確認するためには、「レントゲン検査」が必要です。
レントゲン検査では、骨が痩せ細っていないかなど、目に見えない部分まで詳しく調べます。
かみ合わせのチェック
ご自身でかみ合わせの変化や異常に気が付くということは、ほとんどないでしょう。
かみ合わせが乱れていると、特定の場所に負担がかかります。
かみ合わせのバランスを確認し、過度な負担がかからないように調整します。
専門的なクリーニング
専門的なクリーニングを行い、日常のブラッシングでは取りきれない歯垢や歯石を除去します。
インプラントの周囲だけでなく、お口全体を清潔な状態に整えることは、インプラント周囲炎をはじめとしたトラブルの予防につながります。
セルフケアのアドバイス
ご自宅でのケアが適切にできているかをチェックします。
お口の状態に合った磨き方をお伝えし、毎日の歯磨きで実践できるようにサポートします。
生活習慣や食事に関することもお気軽にご相談ください。
ご自宅でできるセルフケアのポイント

インプラントを長く快適に使うためには、歯科医院でのメンテナンスだけで十分ということではありません。
予防の基本となるのは、毎日の丁寧なブラッシングです。
「歯と歯ぐきの境目」や「歯と歯の間」は汚れがたまりやすいため、特に丁寧に磨きます。
汚れを取り除きたいという思いで、力を入れてゴシゴシと磨くと、歯ぐきにダメージを与えてしまうことがあります。
1本1本丁寧に、力を入れすぎず、やさしく磨くようにしましょう。
また、歯ブラシだけでは「歯と歯の間の汚れ」は6割程度しか除去できないことがわかっています。
デンタルフロスを併用することで79%、歯間ブラシを併用することで85%まで除去効果が高まります。
どのようなタイプのものを使えばいいかわからない場合は、歯科医院に相談して、ご自身に合ったケア用品を紹介してもらいましょう。
さらに、喫煙習慣もインプラントの状態に影響するといわれています。
喫煙は歯ぐきの血流を悪くし、歯周組織の炎症のリスクを高めることがわかっています。
また、血流が悪くなることで、炎症による出血や腫れなどの症状があらわれにくくなり、その結果、インプラント周囲炎の発見が遅れてしまうという点にも注意が必要です。
このように、インプラントを長く維持するためには、ご自宅でのセルフケアと歯科医院でのメンテナンスの両方が大切です。
定期的にメンテナンスを行うメリット
インプラントのメンテナンスを継続して行うことには、さまざまなメリットがあります。
インプラント周囲炎を初期の段階で発見できれば、大がかりな治療を行うことなく、クリーニングやセルフケアの改善によって症状の進行を抑えられる場合もあります。
反対に、発見が遅れてしまうと、基本的な治療だけでは改善することが難しく、外科処置が必要となるケースも少なくありません。
そうなると、治療のための通院回数や治療費用が増えることになります。
また、かみ合わせの変化を定期的に確認できることも、メリットの一つです。
加齢や生活習慣によって、歯は少しずつ動いたり摩耗したりするため、かみ合わせのバランスも少しずつ変化していきます。
定期的にチェックして、必要に応じて調整を行うことで、インプラントだけでなく、残っている健康な歯に過度な負担がかかるのを防ぐことにつながります。
さらに、歯科医院での専門的なクリーニングを行うことで、お口の中を清潔な状態に保ちやすくなる点も大きなメリットです。
このように、メンテナンスを継続して行うことは、インプラントだけでなくお口全体の健康を維持することにもつながります。
インプラント治療後のメンテナンスは当院におまかせください

インプラント治療は、人工歯を装着したら終わりというものではありません。
治療後のメンテナンスを継続して行うことで、より長く快適に使い続けることが期待できるのです。
当院では、インプラント治療後のメンテナンスにも力を入れています。
定期検診では、インプラント周囲の歯ぐきの状態やかみ合わせを確認し、必要に応じてレントゲン検査や歯科用CT検査を行います。
また、専門的なクリーニングや歯磨き指導、セルフケアのアドバイスによって、お口の中を清潔な状態に保つことができるようにサポートしますので、どのようなことでもご相談ください。
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