【市川の審美歯科】健康的で美しい歯ぐきへ~歯ぐきが変色する理由と対処法~
こんにちは。
市川市の「KAKITA DENTAL CLINIC」 です。
歯ぐきの色や状態をご自身でチェックしたことはありますか?
歯だけでなく歯ぐきの色も口元の印象を左右します。
歯が白くても、歯ぐきが黒ずんでいると不健康な印象を与えてしまいます。
とはいえ、歯ぐきはどのようにお手入れすればいいのかわからないという方がほとんどでしょう。
ここでは、歯ぐきが変色する理由と変色した場合の対処法についてお話しします。
垣田 竜太郎 院長
東京都の歯科医院 2医院勤務
東京都の歯科口腔外科にて非常勤勤務
KAKITA DENTAL CLINIC開院
BEST OF MISS 2022 千葉大会審査員
医院名:KAKITA DENTAL CLINIC/カキタデンタルクリニック
所在地: 〒272-0034
千葉県市川市市川2丁目1−4 Wakoukai Bldg.2F
Contents
歯ぐきは顔の印象を左右します
歯ぐきの色を気にしたことがないという方は、一度鏡で歯ぐきの色をチェックしてみましょう。
健康的な歯ぐきは、引き締まっていてピンク色をしています。
反対に、赤く腫れていたり、黒ずんでいたりすると、歯や歯ぐきになんらかの問題が起きている可能性があります。
歯ぐきの色が気になりだすと、口元を手で隠したり、人前に出るのをためらったりと、日常生活に支障をきたすことになりかねません。
変色した歯ぐきは、自然と元の色に戻ることはありませんので、歯ぐきが変色した原因を特定して、原因に応じた治療を行う必要があります。
歯ぐきが変色する理由
歯ぐきが変色する理由は、一つではありません。
患者さんによっては、複数の原因が重なっていることもあるでしょう。
ここでは、歯ぐきが変色する理由で多いものをご紹介します。
金属製の詰め物や被せ物による変色
お口の中に、銀色の詰め物や被せ物はありますか?
以前は、保険診療でむし歯をなおすときは、奥歯には銀色の詰め物や被せ物を使用するのが一般的でした。
前歯の治療では、目立つために銀歯を使うことはありませんが、プラスチックでは強度が低いため、中身は金属で表面の見える部分にプラスチックレジンを貼り付けた「硬質レジン前装冠」をお使いの方もいらっしゃるでしょう。
これらの詰め物や被せ物が、歯ぐきの変色を招いている恐れがあります。
メタルタトゥー(歯ぐきの変色)
銀歯は唾液に触れるとイオン化して、溶け出します。
溶け出したイオンが歯ぐきに沈着することで、歯の根元が帯状または斑点状に黒く変色するのです。
また、金属を使用した土台「メタルコア」を形成するときに歯ぐきの組織に入り込んだ金属の粉が内部で酸化して歯ぐきの色素沈着を起こす場合もあります。
歯ぐきが黒い入れ墨を入れたように見えることから「メタルタトゥー」とよびます。
ブラックマージン(歯の根元の変色)
歯ぐきそのものが変色しているのではなく、歯の根元(歯と歯ぐきの間)が黒く変色していることがあります。
この黒い線が「ブラックマージン」です。
むし歯が進行したり、事故やケガなどで神経を失うと、歯そのものが弱くなっています。
そこで強度を高めるために、補強として金属製の土台「メタルコア」を使用します。
長く使っているうちに、金属が露出したり錆びたりすることで、ブラックマージンが発生するのです。
また、金属のフレームにセラミックを焼き付けた「メタルボンド」では、使用しているうちに金属部分から金属イオンが溶け出して歯ぐきを黒ずませてしまうケースもあります。
メラニン色素による変色
歯ぐきにメラニンという色素が沈着すると、歯ぐきが黒ずんで見えます。
メラニン色素は動植物界に広く存在している黒色の色素で、私たちの体の皮膚や髪、眼球などにも存在しています。
歯ぐきにも、皮膚と同様にメラニン色素を産生するメラニン産生細胞が存在していて、紫外線や喫煙など、外からの刺激を受けることで組織を守ろうとして、メラニン色素が産出されるのです。
産出されたメラニン色素が歯ぐきに沈着することで、歯ぐきが黒ずみます。
喫煙による変色
タバコに含まれている有害物質が、歯ぐきの色に影響を与えることがあります。
ニコチンには血管を収縮させる作用があり、歯ぐきの血行を悪くします。
また、一酸化炭素がヘモグロビンと結合することで、酸素が行き渡らなくなり、血液の色が黒っぽくなるのです。
こういった理由で、歯ぐきの色が暗い紫のような色に変わります。
また、タールは粘着性があるため、歯や歯ぐき上に残りやすく、着色の原因となります。
受動喫煙によっても、歯ぐきが変色する可能性はありますので気を付けましょう。
歯周病による変色
歯周病は、歯周病菌が出す毒性物質によって、歯周組織に炎症が起こる炎症性疾患です。
歯周病が進行すると、歯ぐきの腫れや歯ぐきからの出血がみられます。
歯ぐきが炎症をおこすことで、血液中の鉄分が歯ぐきに沈着したり、破壊された細胞が歯ぐきに残ったりして歯ぐきが黒ずむのです。
また、膿が歯ぐきに溜まることで、うっ血して歯ぐきが黒ずんで見えるようになります。
根尖病巣(こんせんびょうそう)
歯の根の先に炎症が起こって膿が溜まることで、歯ぐきが白っぽく腫れることがあります。
むし歯が神経に達して神経が死んでしまうと、根の先にまで感染が広がり、根尖病巣が形成されることがあるのです。
また、歯にヒビが入った場合も、根尖病巣が起こる可能性があります。
歯ぐきが白っぽく変色している場合は、根尖病巣以外にも、
・口内炎
・口腔がん
の可能性もありますので、お早めに歯科を受診しましょう。
歯ぐきを健康的な色に戻す治療法
歯ぐきの変色はそのままにしていても、自然に改善されることはありません。
原因に合わせた治療法で、歯ぐきの健康を取り戻しましょう。
セラミック治療
お口の中の銀歯やメタルコアが原因で歯ぐきが黒ずんでいる場合は、銀歯を外してセラミックなどのメタルフリー素材の歯に交換する治療を行います。
セラミック治療には、歯ぐきの黒ずみを改善する以外にも、次のようなメリットが期待できます。
・天然の歯のような透明感が再現される
・金属アレルギーの原因とならない
・色や形を変えられる
・プラークが付きにくくむし歯や歯周病になりにくい
ただし、セラミックの場合は、過度に強い力が加わると割れたり欠けたりする恐れがありますので注意が必要です。
このあと紹介しますが、強度のあるジルコニアという種類の素材もご用意しています。
セラミック治療は当院の得意分野です。
色や形などの見た目のデザインはもちろんのこと、噛み心地や歯の長期的な健康までも考慮した仕上がりをめざしています。
当院では、
・ニケイ酸リチウムガラスセラミックでできた「e-maxクラウン」
・ジルコニア素材だけでできた「フルジルコニア クラウン」
・ジルコニアにセラミックを重ねた「ジルコニアボンドクラウン」
といった3種類のセラミック素材をご用意しています。
ご予算や仕上がりのご要望などに応じて、適切な素材をご提案しますのでお気軽にご相談ください。
※セラミック治療は自由診療です。
メラニン色素の除去
メラニン色素が沈着して、歯ぐきが黒ずんでいる場合は、メラニン色素を除去する必要があります。
「ガムピーリング」では、特殊な薬剤を歯ぐきに塗って、歯ぐきの表面を一層はがすことで、健康な歯ぐきを取り戻します。
ただし、歯ぐきの炎症が強い方や、フェノール・アルコール類の薬剤にアレルギーのある方
などはガムピーリングを行うことはできません。
また、「レーザー照射」もメラニン色素の除去に効果的です。
歯ぐきの黒ずんだ部分にレーザーを照射することで、色素が蒸発して除去されます。
照射を数回繰り返すことで、健康な色の歯ぐきへと変わります。
歯周病治療
歯周病が悪化したことが原因で歯ぐきが変色している場合は、歯周病治療を行う必要があります。
歯周病治療の基本は、原因となる歯垢(プラーク)の除去です。歯垢や歯石の除去で症状が改善されない場合は、歯周外科治療が必要となることもあります。
歯科医院では、専用の薬剤と機器を使って歯垢や歯石を徹底的に除去した後で、お一人お一人のお口に合わせたブラッシング方法をアドバイスします。
お一人お一人に合ったケアを継続させることで予防できますので、しっかりと予防に取り組みましょう。
歯ぐきの変色は「KAKITA DENTAL CLINIC」にご相談ください
歯ぐきが変色する理由と対処法についてお話ししました。
変色する理由ごとに対処法が異なりますので、まずはしっかりと原因を特定することが大切です。
また、治療後も禁煙などの生活習慣を見直して、日々のセルフケアに努めましょう。
歯ぐきの変色は、見た目だけの問題だけではなく、お口、そして全身の健康にも関係する場合があります。
お一人お一人のお話をしっかりと聞いて、適切な治療をご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。
市川市の「KAKITA DENTAL CLINIC」は、JR市川駅より徒歩1分と電車で通いやすい歯科医院です。
お仕事帰りやお買い物の前後に、お気軽にお立ち寄りください。
KAKITA DENTAL CLINICへのアクセスはこちらをごらんください >
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